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蔵六庵・所長日記

蔵六庵の所長が綴る日々の事柄。
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一日二食・・・朝食抜き健康法
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    編集長さんのブログ〜・・・。

    「食べ物」「食」で病気が治ってしまいますと、医師は商売になりません。
    食べないで、病気が治ってしまいますと、現在の経済システムが崩壊してしまいます。

    具体的には、1日150キロカロリー摂取の生活を、約20年も継続している女性(仮称Aさん)が居ます。

    この究極の食生活は、青汁1杯(200cc)だけ。
    勿論、市販の青汁ではなく、無農薬の家庭菜園で採れた新鮮なニンジン・大根・ほうれん草などを収穫して直ぐ、ミキサーで泥状にした自家製です。

    さて、Aさんは小脳脊髄変性症を患い、若いにも関わらず、歩行さえままならず、フラフラして、何回も転倒してしまう有様でした。
    このままでは、病状は悪化し、寝たきりになると医師から診断されたこともある難病でした。

    最後に大阪府八尾市の甲田病院で、甲田光雄医師の「断食療法」により、健康を回復されました。

    Aさんは更に気を引き締め、体質を改善する目的で、同医師の勧める「生菜食療法」に実行し、体重も増え、10キロのマラソンを完走する健康な心身を取り戻しました。

    更にAさんは、段階的に「摂取カロリーを減少して」いき、約20年前に「1日青汁1杯」の食生活に到達しました。

    現在もAさんは、鍼灸師として普通の健康な生活を満喫しているいることは言うまでもありません。
    同医師は、Aさんのような「小食」は、Aさん特有のものではなく、日本各地に約30名位のかたが同じような食生活で健康な心身を維持していると言います。

    現代栄養学では、安静にしているだけで1日「1200キロカロリー」、普通の生活人は「2400キロカロリー」最低必要であると言います。
    現代医学も、これに追随しています。

    つまり、現代栄養学・現代医学は、単なる「幻想」であり、もう既に「破談」「破産」していると断言できます。

    そもそも、現代栄養学は「無性卵(日常、食べている養鶏場で製造された卵)」と「有性卵(地鶏が産んだ卵)との違いが解からない程、お粗末なものです。

    すなわち、その物が、どういう栄養素を持っているかと言う「分析」に過ぎません。
    「その物」「食べ物」が胃を経て腸に入り、そこで腸内細菌や酵素などの作用を受け、どのように分解・変換・組み立て・吸収されていくかについては「無知」です。

    食べ物が、この作用を受けて血液となり、
    血液が細胞をつくり、
    細胞が身体を作る、

    食は命なり

    この過程さえ、学ぶことなく、無視し「病を治療する国家資格を持っている」のが「医師」です。
    このような医師は、生命の本質を知りませんから「医者」ではありません。

    そういう意味で、と言うよりも本質的に、甲田医師は数少ない「医者」です。

    「断食療法」や「生菜食療法」そして「穀菜食療法」など「食生活の改善」で病気を根治する者を「食医」と言います。
    すなわち「医者」は「食医」です。
    「食は命なり」ですから当然のことではあります。

    しかし、現状では「食生活の改善」で病気を根治させても、一切、お金・収入になりません。
    つまり、日本の健康保険制度は、化学薬品の投与、手術、化学検査などにしか適用されません。
    ですから、医学部で学ぶのは、これらを上手に適用して収入を確保し、病院の経営を健全にしていく「病院経営学」です。

    国家資格を取得した「医師」は、患者さんの「心身の健全」については無関心であり、更に言えば「患者」は「お客さま」に過ぎなく、
    「経営の健全」のため、いかにお客さまを「常連客」にするかが、腕の見せ所となります。

    かくして国民医療費は、うなぎ上りに増え続け、それでもそれでも足りないのか、メタボリック症候群(内臓号脂肪症候群)など「新たな病気」が発明されていきます。

    そもそも、人間は牛と同じように「草食動物」ですから、植物(穀物・野菜・豆類)だけの食事で健康な心身を維持することが出来ます。

    牛が食べる「草」、そして人間が食べる「植物」は、一般的には炭水化物と言われています。
    しかし、正確な表現は「複合炭水化物」です。

    つまり、「複合炭水化物」には、
    炭水化物
    粗たん白
    類脂肪
    各種ビタミン
    各種ミネラル  が含まれています。

    そして、腸内で「粗たん白」が「たんぱく質」に変換され、
    同様に「類脂肪」が「脂肪」に変換されます。

    これであらゆる栄養素が揃いました。
    つまり「複合炭水化物」は「完全栄養」の「食べ物」です。
    これこそ、バランスの良い食事です。

    この作用の主役が腸内細菌様や酵母様であり、腸内で行われているのは「消化・吸収」というような単純作業ではなく、他の生命である「食べ物」を分解し、変換させ、新たに組み立て作り、エネルギーをも発生させるという「宇宙形成」にも似た「神秘的な創造」を行っています。

    生命は「宇宙」そのものです。
    人間も「自然」であり「宇宙」そのものです。

    日本人は、食べ過ぎて、正確に言いますと「呑み込み過ぎ」という飽食の中で「栄養失調」となり、自然治癒力を低下させ、がんなどの生活習慣病に苦しんでいます。

    さて、Aさんは段階的に食事の量を減らして行っております。
    これに習い、「一日三食」のかたは「一日二食」に挑戦することをお勧めいたします。
    「断食」と言いますと、難しく考えがちですが、この「小断食」なら実行できそうですね。

    仕事のない休日などは、約十六時間断食する「小断食」を勧めます。

    さて、食べ物が入ってきませんと、私たちの生理は、必要なエネルギーを確保するために、体内にある脂肪や老廃物・毒物を分解し、エネルギー源を再生します。

    その一方、分解した不必要な物を排出します。

    血管内の不要なコレステロールも少しずつ処理し、汚れている血液も浄化してくれます。
    がんは血液が汚れる病気です。
    この汚れた血液を浄化してくれる、まさに「浄血装置」の役目をしてくれます。

    つまり、身体の中の「不良在庫」であり、病気の原因となっている老廃物・毒物を一掃してくれます。
    心身の「お掃除屋さん」が稼動します。

    「入れなければ、出て行く」のです。

    素晴らしい「自然の摂理」です。
    感謝。
                        ☆

    1998年7月、インドネシアのハビビ大統領は、不足しているコメを節約するために、次のように自国民に呼びかけました。

    「各人が一日200グラムのコメを食べるとすると、(2億人の人口のうち)1億5千万人が週2日の断食をした場合、年間で今年の輸入予定量に相当する300万トンが節約できる」

    つまり「毎週、月曜日と木曜日に断食」を呼びかけ、
    「断食をすると、血液が浄化され、頭の回転が速くなる」と断食の効用も説きました。

    同大統領は正論を述べましたが、同国は貧困層があまりにも多く、「机上の空論」で終わってしまったようです。

                  ☆

    1週間にも亘る「断食」には指導者が必要ですが、週一日位の「小断食」は、健康のため、そしてがん予防に大いにお勧めです。
    これを定期的に実行していきますと、心身が軽くなります。
    慣れてきますと、大統領が述べた効用を実感するようになります。

    体内の悪いものが出て行くのですから、ガンを始めとする生活習慣病の予防になります。

    食事は、お腹が空いたとき、空腹を覚えたときに摂るものです。
    人間以外の野生動物の摂食行動は、この「自然の摂理」に忠実です。

    朝、起きてすぐ食べる、12時になったら食べる、夜7時になったら食べる、というのは「自然である人間の生理」に忠実に、ではなく、「時刻」に合わせて摂食しています。

    朝、起たとき、身体の各組織はエネルギー源で満たされています。

    つまり、前日、特に前夜の夕食は、睡眠中に充分に消化吸収され、
    糖質はグリコーゲンとして肝臓と筋肉に、
    脂質は身体の各所にある脂肪組織に、
    蛋白質は筋肉や全ての細胞に、蓄えられています。

    つまり、自動車で言えば「ガソリン満タン」情態です。

    満タンなのに、朝食を摂るということは、必要以上に、栄養を摂り込む、つまり、
    過食・飽食になり、がんを始めとする生活習慣病の原因となります。

    更に、血液が夜間巡行をしてくれて、体内各所を隈なく点検修理していただき、そして老廃物の収拾をしてくれています。

    そこで「必要ではなかった物や老廃物」を排泄しなければなりません。
    腎臓系の器官が、老廃物で汚れた血液を浄化して「廃棄物処理」を実行してくれます。

    血液の浄化を充分に行うためには午前中一杯かかります。
    私たちがお手伝いできるのは、朝、二杯ぐらいの水を飲んで「便意」を促すだけです。

    これが正常な、自然な「午前中の日課」となっています。
    この自然な生理の日課が毎日、スムーズに行われていますと、ガンを始めとする生活習慣病には罹りません。

    ところが、これらの作業中(午前中)に「摂食」食べ物を食べますと、この「消化吸収」作業にも力を入れなければならなくなり、「廃棄物処理」が充分に行われなくなります。

    このようなことが続きますと、血液は汚れ、腸に宿便が溜まり、ガンなどの生活習慣病の原因となります。

    ガンの原因は「血液の汚れ」です。

    宿便とは「胃・腸」様の処理能力を超えて食べ続けますと、消化吸収されずに渋滞している状態のものです。
    そうしますと、この渋滞物が腐敗していき、その過程で毒素が発生し、血液を汚します。

    つまり、多くの日本人の「胃・腸」様は、時間外労働で休みなく、次から次へと入ってくる食べ物・食品の処理に追われ、疲労困憊しています。
    オーバーワークで未処理の渋滞物はなくなることがありません。

    私たちの生理は、人類何十万年の「飢餓」に対応した「素晴らしいシステム」です。

    しかし、こんなに大量の、そして、ダラダラと入ってくるようになったのは、ここ40年位のことですから、順応出来ないでいます。

    「腸様」がこのような状態になりますと、腸内細菌のバランスも悪くなります。
    これも病気の原因となります。

    そこで、午前中は食事をしないで「腸様」「胃様」に休憩していただき、リフレッシュしていただきましょう。

    そうしますと、完全に近い形で「廃棄物処理」を実行することができます。
    ガンを始めとする病気の予防は、体内の「廃棄物」を溜め込まないで「出す」ことです。

    自然治癒力を高めて「出せば治る」が自然医学の大原則です。

    これで「胃腸様」も、私たちも「いい調子」になります。

    さて、ご承知のように、朝起きたとき、血糖値は低めです。
    でも、ご安心ください、各所に蓄えられたグリコーゲンがグルコースになり、血液に入り、適正な血糖値を保ってくれます。

    脳のエネルギー源として必要な「ブドウ糖」はこのグルコースから供給されます。

    更には、糖が体内にないときには、体内の脂肪を分解して「ケント体」を作り、これが「ブドウ糖」に代わって、脳のエネルギー源となります。
    ですから、午前中は、朝食抜きでも、頭脳は正常に働いており、明晰そのものです。

    このような私たちの恒常性維持機能には、まったく感服いたします。
    生物の進化の長い歴史の賜物です。
    感謝あるのみです。

                      ☆

    日本に10名ほどしかいらっしゃらない「医者」である甲田光雄医師が老衰で、還られました。
    ご冥福をお祈り申し上げます。
    合掌

    本日の記事は、甲田先生を偲んで、記事を再構成させていただきました。
    断食・少食・朝食抜きに興味をお持ちのかたは下記の参考図書をお勧めいたします。

    甲田先生には数多くの著書がありますが、「朝食抜き」の効果を知りたいかたには次の書籍を推奨いたします。

    タイトル:朝食を抜くと病気は治る
      副題:朝食抜きで病気の9割が改善すると247名の調査でわかった!
     出版社:マキノ出版 平成17年4月 刊
      定価:1400円+税                           

    ☆ 参考図書 ☆

    「朝食有害説」   医学博士 渡辺 正著  情報センター出版局刊
    「少食が健康の原点」医学博士甲田光雄著 たま出版刊




    ***私も昨年の12月から試しましたが、、、
    体調は良いようです、頭もボーっとするような事はまったく在りません。
    普段のストレスは相変わらずこれまた変りませんが・・・。

                蔵



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    「食事の改善」その2
    「食事の改善」の方法、その2です。
    | 「30代」男のブレイクスルー健康法! | 2009/02/19 2:41 PM |